USDA月報：米農務省が発表した7月の世界綿花需給見通し

米農務省が発表した7月の世界綿花需給予測によると、2024/25年度の米国綿花栽培面積、生産量、期首在庫と期末在庫の前月比はいずれも増加し、国内消費量と輸出量に変化はなかった。6月末の米国綿花実播面積報告によると、米国の綿花栽培面積は100万エーカー増加し、生産量は100万パック増加し、1700万パックに達し、米国の期末在庫は120万パック増加し、530万パックとなり、在庫消費比は36%に上昇した。2024/25年度の米陸上綿農場の平均価格は前年同期比2セント減の68セント/ポンドと予想されている。

2023/24年度、米国の綿花輸出量は1160万パックに削減され、前月比で20万パック減少した。最近の米綿花の出荷速度が遅いためだ。輸出の下方修正を受けて、今月末の米国の在庫は20万パック増加した。

2024/25年度、世界の生産量と消費量は増加し、期首の在庫と貿易量は減少した。世界の期首在庫は前月比170万パック減少し、主にインドから減少した。世界の綿花生産量は1億202万包、前月比110万包増加する見込みで、主な原因は米綿花生産量の増加である。世界の消費量は前月比25万パック増加し、インドとマレーシアの増加が他の地域の減少を相殺した。世界の期末在庫は8260万パックに86万パック削減された。

2023/24年度、世界の綿花期初の在庫と消費量は増加し、期末在庫は前月比170万パック減少した。