黒龍江三皮文化特別展：歴史と技術を立体化して再現する

7月9日、寧波博物館と黒龍江省博物館が共同で主催した「大昔から歩いてきた漁獲文明-黒龍江魚皮、獣皮、樺樹皮文化芸術展」が寧波博物館1階の東臨展示室で正式に開幕し、10月12日まで展示される。

中国北方少数民族は長期的な生活生産実践活動の中で魚の皮、獣の皮、樺の樹皮を利用して独特な三皮文化を創造し、その最も早い源は旧石器時代にさかのぼることができる。赫哲族の魚皮文化、赫哲、オロンチュン、オウィンクなどの民族の獣皮文化とこれらの民族の樺樹皮文化を典型的な代表とし、漁獲経済を基礎とする地域性、民族性の特色ある文化であると同時に、北方漁獲文化の核心的な内容でもある。

魚の皮の服

スエードの服

カバの樹皮の展示品

今回の「大昔から歩いてきた漁獲文明-黒龍江魚皮、獣皮、樺樹皮歴史文化特別展」は「三江船歌漁郷天錦」、「林海尋尋埋美興安」、「悠々白樺千載神韻」と「民族至宝薪火伝伝」の4つのユニットに分けられ、91件（セット）の代表的な文化財と自然シーンの再現を結合した方式で、黒龍江地区に住む漁獲民族の魚皮文化、獣皮文化、樺樹皮文化の世の変転の歴史と今まで続く優れた技術を観衆に立体化し、多方麺に展示した。

黒龍江省博物館歴史部主任によると、三皮文化は黒龍江の少数民族特有のもので、北方の厳しい気候は知恵の先人たちに自然の中から原材料を探し、彼らの生活様式と生産方式を創造させた。特に魚皮服の原料の多くはサケから来ており、進水漁時には魚皮服に防水作用がある。今回の展覧会も寧波市民に北方文化をもっと理解させ、気候環境はある程度南北の文化の違いをもたらし、展覧会を通じてこれらの違いの源をよりよく還元することができる。また、三皮文化は黒竜江省の国家級無形文化遺産として、「三皮」製作技術の伝承保護は私たちがより多くの重視を引き起こす必要がある。