英国の6月の小売業の販売は14%増加した。

「英国国家統計局」(ONS)の統計によると、非必需品店の営業再開に伴い、イングランド、スコットランド、ウェールズ地域の6月の売上高は(5)月より13.9%増加し、経済が「V型」回復の可能性があるという。しかし、一部のエコノミストは販売結果に警戒し、総支出を代表していないと述べ、小売額は通常家庭支出の31%しか占めていないと説明した。

このうちスーパーの売上高は上昇し続け、6月のネット消費は総売上高のほぼ3分の1を占め、10ポンド当たり3ポンドがネット消費に属している。非店舗販売(ネットや通販を含む)は、本年2月より53.6%高い。ますます多くの人々が車で外出するようになるにつれて、燃料販売は5分の1以上成長した。しかし、衣料品の販売は依然として低迷しており、繁華街の店での非食品店の販売状況は新型コロナウイルスの疫病前より約3分の1減少している。

IHS Markitが発表した購買マネージャー指数(PMI)によると、サービス業と製造業のビジネス活動は7月に反発し、57.1に上昇した。2月以来初めて50を超えた。しかし、PMIの雇用指数は依然として38.9で、企業がリストラしていることを示している。IHS MarkitのチーフビジネスエコノミストChris Williamson氏は、景気後退は短く見えるが、経済のマイナス影響は深い可能性があると警告した。7月にリバウンドが発生しても、新型コロナウイルスの発生で失われた生産量を回復するには、長い道のりを歩かなければならないし、「V型」の回復を保証することはできない。