海南省が黎錦技術保護伝承の国際モデルを構築黎錦文化の海外伝播を強化

黎族の伝統的な紡織刺繍技術（黎錦技術と略称）は2024年12月、保護が必要な無形文化遺産リストから人類無形文化遺産代表作リストに転入した。今後5年間、海南省は黎錦技術の保護伝承と革新的な発展をさらに強化し、黎錦技術の保護伝承の国際的な模範を構築し、黎錦文化の海外伝播を強化する。

海南省人民政府弁公庁が3月7日に発表した「黎族伝統紡織刺繍技術保護発展5カ年行動計画（2025-2029年）」は、上記の情報を開示した。

同計画によると、海南省は黎錦の技術保護伝承の国際的な模範例を作るために、黎族の伝統的な紡織刺繍技術保護発展条例を「第15次5カ年計画」の立法計画に組み入れる。国連教育科学文化機関の人類無形文化遺産代表作リストの中で初めて立法されたプロジェクトとなり、国際無形文化遺産保護の優れた例となるよう努力する。海南熱帯雨林の国家級文化生態保護実験区の創設を推進する。黎錦技術及び黎族船型住宅の建設技術、黎族原始制陶技術、黎族民謡、黎族竹木器楽、海南ミャオ族盤皇舞などの国家級無形文化遺産の代表的なプロジェクトの全体的な保護を強化する。

海南省はまた、「海南錦繍世界無形遺産週間」ブランド活動を強化する。国連教育科学文化機関に登録された紡績捺染刺繍技術類無形文化遺産の代表的なプロジェクトの参加を招き、錦繍紡績新製品の発表国際舞台を構築し、無形文化遺産の展示交流プラットフォームを構築する。

黎錦の技術保護伝承システムを健全化するため、海南省は黎錦の技術調査記録を強化し、黎錦の技術デジタル化保護活動を強化し、省レベルの黎錦の技術総合データベースを建設する。国際交流と協力を強化し、黎錦企業が国境を越えた電子商取引を積極的に展開するよう指導し、海外市場の販売をさらに拡大し、黎錦企業が積極的に輸出企業を申告・評定し、国家輸出税還付政策をしっかりと用いて、対外輸出貿易を強化することを奨励する。

黎錦文化の伝播を拡大するため、海南省は黎錦公共ブランドを創設し、黎錦文化の海外伝播を強化し、黎錦企業、無形遺産の代表的な伝承者などがパリファッションウィーク、中国国際ファッションウィーク、上海ファッションウィークなど国内外の有名なショーに参加することを支持する。文化と観光の国際宣伝マーケティング資源を利用して、黎錦、苗繍、寒天劇、民謡、竹竿舞などの海南伝統の特色ある工芸、演劇、音楽、舞踊を「文化代弁団」に結成し、海南を出て、世界に向かった。

（出所：中国新聞網）